ジャケパンは「今の」ビジネスマナーに反しても変化に対応できる

ジャケパンはカジュアルな服装である。「今の」ビジネスマナーはカジュアルを認めない。ジャケパンには持続可能性がある。したがって、ジャケパンは「今の」ビジネスマナーに反しても変化に対応できる

ジャケパンはカジュアルな服装である

服装をマナーで分けると「フォーマル」と「カジュアル」になる。ジャケパンは「フォーマル」ではない。したがって、ジャケパンはカジュアルな服装である

服装をマナーで分けると「フォーマル」と「カジュアル」になる

服装をマナー(プロトコル)で分けるとき、最も簡単な分け方は「フォーマル」と「フォーマル以外」である。このとき、フォーマル以外を「カジュアル」と定義すれば、服装はフォーマルまたはカジュアルのどちらかになる。

フォーマルな服装には「礼装」がある。例えば、最も格式の高い礼装である正礼装には「モーニング」と「ホワイトタイ」があり、準礼装には「ディレクターズスーツ」と「ブラックタイ(タキシード)」がある。

略礼装は「ブラックスーツ」または「ダークスーツ」であるから、それ以外の服装は全てカジュアルになる。英語の"casual"には「略式の」といった意味があるが、略礼装は礼装の一つである。

服装を分けるときに分類が難しいのが、現代のスーツ全般である。略礼装である「ダークスーツ」に明確な定義がないことから、明るめのネイビースーツをダークスーツに含めるかどうかは検討の余地がある。

現代スーツを「ビジネス」という枠組みに分けてしまえば収まりがいい。フォーマルシーンでも着られる礼装と、フォーマルシーンでは着られないがビジネスでは着られるスーツ、フォーマルシーンでもビジネスシーンでも着られないそれ以外の服装といった分け方だ。

しかし、ビジネスシーンで着られるかどうかは、そのビジネスが行われる業界の慣習によるところが大きいため、フォーマルとカジュアルに分けた方が議論はしやすい。

ジャケパンは「フォーマル」ではない

礼装には明確な定義があるため、ジャケパンはフォーマルではない。「ジャケットとパンツを別の生地で仕立てたもの」を広義のジャケパンと考えるなら、モーニングやホワイトタイもジャケパンになるが、一般的に礼装は「礼装」であり、ジャケパンとはいわない。

実際、フォーマルな服装は「正礼装」「準礼装」「略礼装」のいずれかであり、正礼装と準礼装はジャケットとパンツが別の生地で仕立てられている。しかし、これらは「礼装」でありジャケパンではない。

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「今の」ビジネスマナーはカジュアルを認めない

今のビジネスマナーはスーツしか認めない。スーツは「共地」で作るからスーツである。昔はジャケパンも認められていた。したがって、「今の」ビジネスマナーはカジュアルを認めない

今のビジネスマナーはスーツしか認めない

今のビジネスマナーが「マナー」として定着したのは20世紀のことだ。ビジネスで着る服装に「ラウンジスーツ」が選ばれたことが、今でもビジネスマナーとして守られている。

今のスーツにはモノ(作業着)としての価値よりも、信頼感やプレゼンスを与えるコトとしての価値がある。だから、人はスーツを捨てることができない。

元々、礼装は貴族階級に着られていた服装だが、略礼装であるラウンジスーツが労働階級にまで普及したのは、工業化によって生活の質が改善したからだろう。

工業化で労働時間が短くなると余暇にかける時間が長くなる。そして、商取引の機会が増えてビジネスのあり方も変わってくると、それまでの作業着に代わる服装が求められた。

そこで設備投資による生産性の向上ができると、注文服であった礼装も機械によって大量生産ができるようになった。服装を大量生産するときは、ジャケットやパンツを別の生地から作るよりも、同じ生地から作る方が製造原価が下がる。

つまり、工業化の流れとラウンジスーツの普及は同じ好循環の中にあったため、ラウンジスーツは貴族階級だけでなく労働階級にまで広く普及して、今でも使われている。

スーツは「共地」で作るからスーツである

"suits"には「一そろい」という意味がある。ラウンジスーツは、共地で作るからラウンジ「スーツ」といわれる。

「セットアップ」はスーツと似ているが、共地で作られているわけではないからスーツではない。セットアップは別の生地で作られたジャケットとパンツを組み合わたものだ。

だから、「セットアップスーツ」という言葉には矛盾がある。「セットアップ」と「スーツ」は反対の意味を持つから、ジャケットとパンツが別の生地で作られたスーツライクな服装である。

昔はジャケパンも認められていた

19世紀の後半にラウンジスーツが生まれるまで、全ての礼装は「広義の」ジャケパンであった。貴族階級の人たちは、一そろいの服装は労働階級の作業着と考えていたからだ。

ラウンジスーツが生まれるまではジャケットとパンツを同じ生地で作るという概念はなかった。それ以前に、服装の構成自体もバラバラであったため、17世紀に初めて「ジャケット」「ウエストコート」「スラックス(パンツ)」のスリーピース構成に統一された。

「モーニング」や「ホワイトタイ」といった正礼装も、ジャケットとパンツは別の生地で作られている。しかし、礼装が簡略化されて労働階級へも普及する中で、ラウンジスーツは「一そろいの礼装」という新しいマナーをつくった。

服装の「マナー」は時間がたつと変わるものだから、将来的に今のビジネスマナーが変わっていてもおかしくはない。

成長する産業が「工業」から「サービス」に変わり、人が重視する価値も「モノ」から「コト」に変わってきた。これからの成長産業が「情報」に変わるなら、人の価値観が新しい何かに変わることは十分にあり得るだろう。

ジャケパンには持続可能性がある

スーツやジャケパンは少額から作れるようになった。スーツとジャケパンの価格差はなくなっている。ジャケパンはスーツよりも長持ちする。したがって、ジャケパンには持続可能性がある

スーツやジャケパンは少額から作れるようになった

20世紀から21世紀にかけて国際物流には大きな変化が起きた。コンテナ船による海上輸送が拡大して、モノそのものやモノの原材料の輸出入にかかるコストが大幅に削減されたのである。

例えば、スーツやジャケパンの主要な原材料は「ウール(羊毛)」である。ウール生地(ウールで作られる生地)は日本でも作られるが、ウールそのものは99%以上が輸入品である。

農林水産省によると、国内のウール生産量はわずか49tであり、国外からのウール輸入量が100,000tであるから、国内ウール生産量は国内ウール需要量の0.05%しか満たせていない。

この点から、スーツやジャケパンの価格は国際物流の影響を大きく受けていることが分かる。

それから、コンテナ船は船舶の巨大化によって輸送効率を飛躍的に伸ばしている。輸送効率を上げることは物流費を下げることだけでなく、輸入品が日本に届くまでの納期も大きく改善している。

スーツやジャケパンの原材料の納期が改善することで、日本のスーツ・ジャケパン工場は需給バランスを調整しやすくなるため、スーツやジャケパンの価格にも影響する。

スーツとジャケパンの価格差はなくなっている

スーツやジャケパンは原材料の調達コストが下がっただけでなく、仕立屋のファブレス化と製造工場の水平統合によって、その価格差もなくなってきている。

昔の仕立屋は、客の注文を聞いて実際に服装として仕立て客に納品するまでが仕事であった。しかし、今の仕立屋は、客の注文を聞くところと客に納品するところだけが仕事で、服装を仕立てるところは外注していることも少なくない。

しかも、この外注先となる注文服の製造工場は、工場同士が水平統合することで製造効率を上げて製造コストを削減することができる。例えば、「○○テーラー」と「△△スーツ」で注文した服装が、実は同じ工場で作られていることもあるだろう。

これでは服装の差別化ができなくなるが、本来はスーツよりもジャケパンの価格の方が高い場合であっても、製造の集約でスケールメリットを出して価格を下げることができる。

ジャケパンはスーツよりも長持ちする

スーツは共地で作るから「スーツ」なのであれば、ジャケットまたはパンツだけがすり切れてしまうとそのスーツは着られなくなる。しかし、ジャケパンは初めから一そろいではないから、ジャケットまたはパンツがすり切れても着ることができる。

実際、スーツでも同じ生地を手に入れたり、ジャケットやパンツの余分な生地を使えば修理することはできる。しかし、希少な生地を使っているとそうはいかない。

輸入生地は毎シーズンごとに新作を出すことも多いから、同じ生地が手に入らないこともある。

それから、ほとんどのスーツは「略礼装」であるから、使い古した生地や修理の跡に「味」が出ることはない。しかし、ジャケパンにはそれらもカジュアルな味とする寛容さがある。

環境対応といった点では、リサイクル材を使った略礼装が生まれるとすれば、一そろいの服装を作ることも難しくなる。しかし、ジャケパンであれば一そろいではないのが普通だから、ジャケットやパンツにバラツキが合っても受け入れられることだろう。

スリーピーススーツの着こなしはマーケットよりロジックで決まる

スリーピーススーツは最もクラシックな略礼装だ。マーケットは礼装の着こなしを決められない。礼装の着こなしはロジックで決まっている。したがって、スリーピーススーツの着こなしはマーケットよりロジックで決まる

スリーピーススーツは最もクラシックな略礼装だ

スーツの歴史は礼装の「簡略化」にある。現代スーツの原形はスリーピースだった。スリーピースからツーピースへ簡略化した。したがって、スリーピーススーツは最もクラシックな略礼装だ

スーツの歴史は礼装の「簡略化」にある

スーツのことを「略礼装」というように、スーツは礼装を簡略化したものである。スーツの歴史を見ると、礼装から略礼装が生まれるまでの簡略化の流れが分かる。

まず、19世紀は現代のスーツに最も大きな影響を与えた時代である。夜の正礼装である「ホワイトタイ」のジャケットを簡略化するために「ラウンジジャケット」が生まれた。

ホワイトタイは「ジャケット」「ウエストコート」「スラックス」のスリーピース構成である。ジャケットの裾がツバメの尾のように見えることから、英語では"Evening Tailcoat"、日本語では「えんび服」といわれる。

それに対して、ラウンジジャケットは現代スーツのジャケットのような形をしているため、ホワイトタイの扱いづらい「えんび服」に代わることで、着ている人がくつろげるようになった。

ラウンジジャケットはその扱いやすさから19世紀の中頃にかけて普及した。19世紀の後半になると、扱いやすいラウンジジャケットを主体として、ジャケットと共地でウエストコートとスラックスも作られるようになった。それが「ラウンジースーツ」である。

ラウンジスーツは昼の正礼装「モーニング」や、夜の正礼装「ホワイトタイ」と同じスリーピース構成であるが、ジャケットの裾は短く(現代スーツと同じくらい)、ウエストコートとスラックスが共地で作られるなどの簡略化が見られる。

現代スーツの原形はスリーピースだった

スリーピースもツーピースも、現代スーツの原形はラウンジスーツであり、ラウンジスーツはスリーピースであった。だから、現代スーツの原形はスリーピースであったといえる。

正礼装であるホワイトタイを簡略化することで生まれたラウンジスーツであるが、礼装としての格式はどうだったのだろうか?20世紀になると、ラウンジスーツは「略礼装」という格式で普及した。

正礼装は引き続きモーニングとホワイトタイであったが、さまざまな場面でのドレスコードが、ラウンジスーツ(略礼装)を着ることも認めるようになったのだ。

そして、20世紀の後半には、アメリカのビジネスシーンでもラウンジスーツが着られるようになる。これが「ビジネスの服装はスーツ」という暗黙の了解になっていく。

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スリーピースからツーピースへ簡略化した

ビジネスでスーツが着られるようになったときはスリーピースであったが、さらにウエストコートを省略することでツーピースという現代スーツの主流が生まれた。

スリーピースからツーピースへ服装の構成が変わったことは、単純だが大きな変化である。ビジネスでスーツが着られるようになるとその需要は急増して、同時に技術が進歩したことで礼装も大量消費社会の影響を受けた。

礼装が「ジャケット」「ウエストコート」「スラックス」のスリーピースで構成される歴史は、17世紀に始まったといわれている。つまり、20世紀後半までの約300年間にわたってスリーピース構成は変わらなかった。

この大きな変化の要因も「ラウンジジャケット」にある。屋外で着ることが前提の「えんび服」や「フロックコート」には、屋内で着るための「ウエストコート」が必要だった。

しかし、ラウンジジャケットは屋外だけでなく屋内でも着ること(扱いやすいこと)を前提に作られているから、ジャケットとウエストコートを使い分ける必要がなくなったのである。

マーケットは礼装の着こなしを決められない

マーケットはルールのあるものを決められない。礼装の着こなしにはルールがある。したがって、マーケットは礼装の着こなしを決められない

マーケットはルールのあるものを決められない

「マーケット(市場)」は売り手と買い手がつくるものだから、両者の合意がなければ既存のルールをムシすることはできない。つまり、マーケットは決められたルール内の取引に限定されている。

例えば、充実した余暇を過ごしたい買い手と、その解決策としてテレビを供給する売り手がいる。このとき、テレビ市場は「テレビ」を取引するマーケット(市場)として成立している。

しかし、充実した余暇の過ごし方はテレビを見ることだけではないから、テレビの代わりにパソコンを供給する売り手が現れたとする。そうなると、この買い手と売り手の市場はテレビ市場ではなく、娯楽市場という「余暇の過ごし方」を取引するマーケットになる。

これは既存のルール(テレビ市場)を破壊したとき、そこにあるのは元のマーケットではないということだ。一般的に、これを「破壊的イノベーション」という。

つまり、「テレビ」の議論をしたいなら既存のルール(テレビ市場)で議論をしなければならない。逆に、既存のルールをムシするなら、それはもう既存のルール外の議論になっている。

礼装の着こなしにはルールがある

礼装は貴族階級の人たちが着ていた服装から生まれたもので、その着こなしにはルール(慣例、しきたり)がある。

礼装のスリーピース構成は17世紀に始まったといわれるが、スリーピースという構成に統一することは服装の簡略化によるコストの削減を目的にしている。

当時の貴族階級は、人によってバラバラな服装を「モーニング」や「ホワイトタイ」といった正礼装に統一することで、ムダな経費を削減することに成功した。

そして、「ラウンジスーツ」が生まれてから「現代スーツ」へ変化していく中でも、スーツを共地で作ることでコストを削減したり、ウエストコートを省略することでコストを削減してきた。

これらは合理的に考えられた結果だからこそ「ルール」として定着している。ディテールにはトレンドから生まれたものもあるが、全体で見ると礼装の着こなしは合理的に考えられているのだ。

礼装の着こなしはロジックで決まっている

礼装の着こなしは全体から決める。スタイルを分けて決める。ディテールは最後に決める。したがって、礼装の着こなしはロジックで決まっている

礼装の着こなしは全体から決める

スーツの着こなしを決めるときにスーツだけを見ていると判断がブレる。だから、スーツの着こなしは「(スーツを含めた)礼装全体」から決めるべきだ。

マーケットでいわれていることを「うのみ」にすると、スリーピーススーツはツーピーススーツよりも格式が高いといった間違った認識で判断をしてしまう。

礼装全体で見て最も格式が高いのは「正礼装」であり、次いで「準礼装」だ。スリーピースやツーピースといった現代のスーツは「略礼装」であり、その中に格式の違いはない。

スリーピーススーツとツーピーススーツの違いは簡略化している(より現代的である)かどうかであり、強いて言えば「クラシック」と「モダン」である。

クラシックとモダンの決め方にはトレンドがあるが、クラシックはいつまでもクラシックであり続けるのに対して、モダンがモダンであり続けることはできない。

つまり、モダンはいつかクラシックになるか、何にもならず消えてしまうかのどちらかである。

スタイルを分けて決める

略礼装の格式を正しく理解したら、次に決めるのはスーツのスタイルだ。なぜなら、スーツは国ごとに「ルーツ」があり、そのデザインも大きく変わってくるからだ。

日本人にとってスーツは「舶来品」であるから、日本にはスーツのルーツはない。それに対して、イギリスはラウンジスーツが生まれた国であるし、アメリカはラウンジスーツを普及させた国である。

イギリスとアメリカにイタリアを足して三大スタイルといわれることもあるが、スリーピーススーツが生まれてから普及するまでの歴史を見ると、イタリアにスリーピーススーツのルーツはないだろう。

国ごとのルーツを含めて、スーツに関する知識の整理には「紳士服を嗜む」が非常に役立つ。

ディテールは最後に決める

スーツのディテールがトレンドで決まったのは過去の話で、現在のトレンドはマーケットで無理やりつくられたものだ。だから、ディテールは最後にその役割から合理的に決めるものであり、初めからディテールありきで決めるものではない。

例えば、アメリカのスーツではノンタックが主流だというのは思考停止である。大量消費社会でノンタックのスーツが大量に作られたかもしれないが、スーツにこだわる人はその必要性でタックの有無を決めている。

タック(プリーツ)には機能的な役割があることから、タックの有無は自分の体形や行動から考えるべきものだ。

それから、ウエストコートに「尾錠」を付けるかどうかも、尾錠の役割を考えれば分かる。尾錠は「つるし」のスーツでも着る人の体形に合わせられるように付けられたものだ。

だから、本来はオーダースーツには必要のないものであるが、背部にアクセントを付けたいといった考えがあるなら付けてもいいだろう。

つまり、ディテールはその有無を納得感を持って説明できるかどうかで判断するべきである。

アイロテックのプレートは自宅トレーニングでも成果に通じている

アイロテックは自宅トレーニングのためにある。アイロテックは後からプレートだけを買える。自宅でも高重量コンパウンドで成果を求められる。したがって、アイロテックのプレートは自宅トレーニングでも成果に通じている

アイロテックは自宅トレーニングのためにある

アイロテックはトレーニング器具のブランドだ。本格トレーニング器具なのに価格が高くない。大型商品でも納品までに時間がかからない。したがって、アイロテックは自宅トレーニングのためにある

アイロテックはトレーニング器具のブランドだ

「アイロテック」とは、株式会社スーパースポーツカンパニーが販売しているトレーニング器具のブランド名である。

スーパースポーツカンパニーは大阪に拠点を置いていて、「アイロテック」ブランドでバーベルやダンベルから、ベンチ、ラック、マシンなどのトレーニング器具を販売している。

本格トレーニング器具なのに価格が高くない

企業は販売チャネルを広げることで売り上げを増やすことができるが、消費者は中間業者への販売マージンを負担することになるので支出が増える。アイロテックは販売チャネルを限定することによって、本格トレーニング器具でも価格が高くならないような仕組みをつくっている。

実際、アイロテックの販売チャネルは通信販売かつ直接販売に限定されている。だから、アイロテックの商品を買いたいと思っても、アイロテックのウェブサイトかアマゾンや楽天市場に出店しているアイロテックからしか買えない。

アイロテックは卸売業者との取引や代理店との契約をしておらず、ショールームも持たない。だから、アイロテック商品の良しあしはウェブ情報だけで判断するしかないが、中間業者との取引をなくすことで消費者へ還元していることがブランド価値を上げている。

それから、アイロテック商品をアイロテックのウェブサイトから買うとポイント還元率は1%(GMOポイント)しかない。しかし、アマゾンでは還元率が3〜10%になったり、楽天市場のポイントアッププログラムをうまく使えば高い還元率が期待できる。

大型商品でも納品までに時間がかからない

アイロテックは商品を日本に在庫している。だから、ベンチやラックといった大型の商品でも、在庫があれば納品までの時間がかからない。

トレーニング器具は大型かつ重量があるが、在庫があるときは注文の当日または翌日には発送が手配され、東京なら発送の翌日には納品される。アマゾンや楽天市場で買ったときも同じで、発送はスーパースポーツカンパニーが行っているため納期は変わらない。

また、アイロテックの商品について問い合わせをすると、在庫(現物)を確認して細かい仕様を教えてくれたり、丁寧な対応を期待できる。これは代理店にはできない魅力である。

アイロテックは後からプレートだけを買える

バーベルやダンベルには二種類の規格がある。アイロテックの商品はセットも単品も買える。後から買い足してもデザインに違和感がない。したがって、アイロテックは後からプレートだけを買える

バーベルやダンベルには二種類の規格がある

バーベルはプレートを付け替えて使うものだが、自宅トレーニング用のダンベルもプレートを付け替えて使うものが多い。そして、これらのトレーニング器具では、プレートを付ける部分(「スリーブ」という)の太さに(主に)二種類の規格がある。

代表的なスリーブ径は50mmと28mmの二種類だ。50mmはジムにある本格的なバーベルのスリーブ径と同じである。28mmは自宅トレーニング用がほとんどで、ジムではあまり見かけない。

一般的に、ジムでは「オリンピックシャフト」といわれる長さが220cmで重さが20kgのバーベルシャフトが使われている。これはオリンピック種目「ウエイトリフティング」でも使われているものだ。

それでは、なぜスリーブ径が28mmのバーベルが自宅トレーニング用として使われているのかといえば、構造が簡単だからだと言えるだろう。

スリーブ径が50mmのオリンピックシャフトの手で握る部分(「グリップ」という)の太さは28mmである。つまり、オリンピックシャフトは太さが28mmの金属の棒に回転機構を持つスリーブを付けたもの、というのがザックリした理解になる。

だから、オリンピックシャフトから回転機構を持つスリーブを外すと(もしくは付けなければ)スリーブ径が28mmのシャフトになる。そのため、スリーブ径28mmのバーベルはプレートが回転しない。

以上から、50mmシャフトは28mmシャフトよりも価格が高くなることが分かる。もし、自宅だけでなくジムでもトレーニングをする場合や、将来的には自宅でも50mmシャフトを使いたい場合でも、28mmシャフトのグリップ径は50mmシャフトと同じだから28mm↔50mmの違和感は少ないはずだ。

ところで、スリーブとグリップの太さが25mmのシャフトもあるが、プレートが代表的な規格と互換性を持たなかったり、握ったときに違和感が出たりもするので推奨できない。

アイロテックの商品はセットも単品も買える

アイロテックのバーベルとダンベルには、スリーブ径が50mmのものと28mmのものの二種類がある。そして、いずれもセット(シャフトとプレート)でも単品(シャフトまたはプレートだけ)でも買えるようになっている。

バーベル(ダンベル)シャフトには「長さ」や「形状」といった選択肢がある。例えば、28mm径のバーベルの長さは160〜200cmが選べるし、シャフトの形ではEZバーやWバーがある。

プレートは1.25kg単位で調整できるようになっている。実際、プレートには20kg、15kg、10kg、5kg、2.5kg、1.25kgの六種類があり、それぞれでラバープレートとアイアンプレートが選べる。

後から買い足してもデザインに違和感がない

アイロテックは50mm径にも28mm径にも力を入れていて、シャフトやプレートの種類も豊富だ。50mm径は「黒」、28mm径は「赤」を基調としたデザインで統一されているから、アイロテックで統一すると満足度が高い。

実際、最初に28mm径の60kgダンベルセットを購入してから、5kgプレートを八枚追加した。その後、ショートバーベルを追加したことで高重量が使えるようになり、20kgプレートを四枚追加した。ベンチやプレートラックもアイロテックでそろえているが、デザインには非常に満足している。

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ショートバーベルのスリーブはカラーを考慮すると20〜23cmしかないため、厚みが5cmある20kgプレートは八枚までしか付けられない。しかし、それでも最大重量はシャフト込みで168kgになる。

アイロテックのウェブサイトにはシャフトやプレートの重量が細かく記載されているので、このような計算も簡単にできる。

自宅でも高重量コンパウンドで成果を求められる

トレーニングの成果はトレーニングの生産性に比例する。高重量コンパウンドはトレーニングの生産性が高い。したがって、自宅でも高重量コンパウンドで成果を求められる

トレーニングの成果はトレーニングの生産性に比例する

人生でトレーニングにかけられる時間は有限だから、理想の体をつくりたいならトレーニングの生産性を上げなくてはならない。

筋肉は若ければ若いほど付きやすい。これは歳をとってからのトレーニングがムダだと言っているのではなく、明日よりも若い今日にトレーニングをするべきだという主張だ。

無論、体が疲れていたり睡眠が足りていないなら休息を優先するべきだから、トレーニングができるときは「そのトレーニング」の質にこだわるべきだろう。

高重量コンパウンドはトレーニングの生産性が高い

高重量のコンパウンド種目は一つの種目で複数の筋肉を鍛えられる。だから、高重量のコンパウンド種目は効率的であり、トレーニングの生産性が高いと言える。

コンパウンド種目は日本語で「多関節運動」といわれるように、二つ以上の関節を同時に動かす種目だ。トレーニングで鍛える筋肉は「骨格筋」だが、骨格筋は関節をまたぎ骨に付いているため、関節を動かすことで骨格筋が動き、筋肉が収縮するのである。

ところで、筋肉は収縮することしかできないため、縮んだ筋肉を伸ばすためには別の筋肉を収縮させなければならない。この別の筋肉を「拮抗筋」という。例えば、上腕二頭筋を収縮させたとき(肘を曲げたとき)、肘を伸ばすためには上腕三頭筋を収縮させている。

それから、筋肉の収縮には「コンセントリック収縮(短縮性収縮)」と「エキセントリック収縮(伸張性収縮)」、「アイソメトリック収縮(等尺性収縮)」がある。

コンセントリック収縮は筋肉が縮むときの力で、エキセントリック収縮は筋肉が伸びるときの力、アイソメトリック収縮は筋肉が伸びも縮みもしない状態での力である。

筋肉の「収縮」は奥が深いので、しっかりと理解していくとトレーニングの質も上がっていくだろう。

コンパウンド種目に対して、「アイソレーション種目(単関節運動)」は一つの関節しか動かさない種目だから、一回の動作で動く骨格筋も一つだけになる。

また、コンパウンド種目は複数の筋肉を同時に鍛えられるが、複数の筋肉に負荷が分散してしまうため、高重量にすることで複数の筋肉にもしっかりと負荷を与えることができる。

逆に、コンパウンド種目は複数の筋肉を使って重量を上げるものだから、アイソレーション種目よりも高重量を上げることができるとも言える。

フィッシュオイルは副作用より効果に疑問を持たなくてはならない

フィッシュオイルは筋肉の分解抑制が期待されている。フィッシュオイルの副作用は大きな問題ではない。フィッシュオイルの効果には期待できない。したがって、フィッシュオイルは副作用より効果に疑問を持たなくてはならない

フィッシュオイルは筋肉の分解抑制が期待されている

フィッシュオイルは「オメガ3脂肪酸」を含有している。「オメガ3脂肪酸」は筋肉の分解を抑制する。「オメガ3脂肪酸」は魚に含まれている。したがって、フィッシュオイルは筋肉の分解抑制が期待されている

フィッシュオイルは「オメガ3脂肪酸」を含有している

フィッシュオイルとは「オメガ3脂肪酸」を含有したサプリメントのことだ。オメガ3脂肪酸はEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった化合物の総称である。

例えば、ネイチャーメイドのスーパーフィッシュオイル一粒にはEPAが162mgとDHAが108mgが含有されている。一日一粒のフィッシュオイルから効率的にEPAやDHAを取ることがサプリメントの目的になる。

フィッシュオイルは一粒あたり10円ほどで他のサプリメントよりも安い。実際、オプティマムニュートリションのクレアチンは一日5gで23円だし、毎日取るものではないにしてもエクステンドのBCAAは一回あたり68円である。

この価格の安さがフィッシュオイルが普及した要因の一つかもしれない。

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「オメガ3脂肪酸」は筋肉の分解を抑制する

EPAやDHAといったオメガ3脂肪酸は、筋肉の分解を抑制しながら合成を促進したり、筋肉痛を緩和したりといった運動パフォーマンスにポジティブな影響があるとされる。

実際、ある研究で特定の動物にEPAとDHAを投与したところ、筋肉の分解を抑制する効果が見られたという。しかし、この効果が人でも同様に再現できるかどうかは分かっていない。

それから、オメガ3脂肪酸には認知機能を向上させたり視力低下を抑制したりといった効果も期待されている。また、「血液をサラサラにする」ともいわれており、オメガ3脂肪酸は非常に優れた化合物のようにいわれている。

「オメガ3脂肪酸」は魚に含まれている

この魔法のような化合物オメガ3脂肪酸は主に魚介類に含まれている。特に、イワシやサバといった青魚に多いといわれる。

フィッシュオイルも、イワシやサバを原料にした煮汁から油だけを分離して作られる。

それから、オメガ3脂肪酸は必須脂肪酸であるため人の体内では合成することができない。人が体内で合成することができないものをサプリメントとして体外から取るというのは、必須アミノ酸をBCAAとして取ることと似ている。

必須脂肪酸の一日あたりに必要な基準量は決まっていて、ISSFALはEPAとDHAを合計で500mg以上取ることを推奨している。

フィッシュオイルの副作用は大きな問題ではない

副作用もリスクが低ければ大きな問題ではない。フィッシュオイルの副作用はリスクが低い。したがって、フィッシュオイルの副作用は大きな問題ではない

副作用もリスクが低ければ大きな問題ではない

どのようなサプリメントにも副作用が起こる「可能性」はある。だから、副作用が起こる可能性の高さや損害の大きさといった「リスク」を議論しなければ意味がない。

人には、期待される利益よりも起こりうる損害(リスク)を回避しようとする習性がある。だから、感覚的に意思決定をしていると本来は得られたであろう利益を取り逃すこともある。

ダニエル・カーネマンは行動経済学の分野でこのことを「プロスペクト理論」と定義した。ここに有名な実験がある。

  1. 100%の確率で100万円が手に入る
  2. 50%の確率で200万円が手に入るが、50%の確率で何も手に入らない

この質問ではaを選ぶ人が多い。これは「50%の確率で何も手に入らない」リスクを回避している。この堅実な人たちに次の質問をする。

  1. 100%の確率で200万円の負債から100万円が減額される
  2. 50%の確率で200万円の負債から全額が減額されるが、50%の確率で負債は減額されない

堅実な人たちなのだからaを選びそうなものだが、実はほとんどの人がbを選ぶ。これはaの「100%の確率で減額されても100万円の負債は支払わなければならない」リスクを回避している。

いずれの質問でも期待値は同じだが、この実験から人は利益は堅実な方法で手に入れようとし、損害はリスクそのものを回避しようとすることが分かる。

フィッシュオイルの副作用はリスクが低い

フィッシュオイルを取ったときに起こりえる副作用は、「胸やけ」「頭痛」「止血遅延」といった軽微なものばかりだ。1 ただし、フィッシュオイルに期待される効果のひとつでもある「血液をサラサラにする(血液の性状を健康な状態にする)」ことは、血液凝固剤との関係もあるし、魚介類アレルギーへの反応といった問題があることも事実だ。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、EPAやDHAには一日あたりの目標摂取量(下限)はあるが目標摂取量(上限)はない。つまり、他のサプリメントと同じで適量を取る分にはリスクは低い。

それから、オメガ3脂肪酸には前立腺がんのリスクが上がるといった例もあるが、EPAやDHAを多く取ることで前立腺がんのリスクが下がったという報告もある。 2

フィッシュオイルの効果は置いておいても、フィッシュオイルは副作用に対して過剰に反応されているサプリメントの一つだ。この点ではマルチビタミンといったビタミン剤も同様に過剰反応が多い。

結局のところ、副作用に対する過剰反応は人の本能的なリスク回避行動だから、そのことを理解してしっかりとサプリメントのリスクと効果に向き合うべきだろう。

フィッシュオイルの効果には期待できない

サプリメントの効果は再現性で決まる。フィッシュオイルの再現性に根拠はない。したがって、フィッシュオイルの効果には期待できない

サプリメントの効果は再現性で決まる

サプリメントがサプリメントとしての効果を発揮するためには、サプリメントに含有されている化合物が食事から人の体内に入ったときと同じ働きをしなければならない。

例えば、プロテインは食事から取るタンパク質と同じように体内で代謝されて筋肉の材料になる。だから、食事だけでは不足するタンパク質をプロテインから取ることには意味がある。

もし、プロテインからタンパク質を取ったときに体内で代謝がされなければ、どれだけプロテインが安くてもサプリメントからタンパク質を取る意味はない。

フィッシュオイルは一日あたり10円のコストがかかる。年間で4,000円だから大きくはないが、それでも安価なトレーニング器具や体重計なら買えてしまう。

それに、サプリメントを購入するまでの時間的コストや、サプリメントを保管しておく空間的コストもかかっているから、サプリメントを多く取っているなら厳選してみるのもいい。

無論、サプリメントは食事を補助するものだから、食事をバランスよくしっかりと取っていれば必要のないものだ。

食事から栄養を取ることを前提に、どうしても足りないものだけをサプリメントで補助するという意識で積み上げていくのが本来のあり方だろう。

フィッシュオイルの再現性に根拠はない

フィッシュオイルはEPAやDHAといったオメガ3脂肪酸を効率的に取るためのサプリメントであったが、フィッシュオイルからオメガ3脂肪酸を取っても、食事からオメガ3脂肪酸を取ったときと同じ効果があることは証明されていない。

フィッシュオイルや他のサプリメントの研究は日々進歩しているから、数年後にはその結果も変わっているかもしれない。しかし、現状ではEPAやDHAが体にポジティブな影響があることは肯定しつつも、フィッシュオイルにはその効果を認めていない。

これは体内で合成できない必須アミノ酸をサプリメントとして取るBCAAも同じだ。必須アミノ酸の役割は分かっているが、BCAAが必須アミノ酸の役割を果たしているかは分からない。

オーストラリア国立スポーツ研究所は科学的な根拠に基づいてサプリメントをいくつかのグループに分類している。その中で、フィッシュオイルやBCAAは「グループB」に分類されている。3

グループBに分類されるサプリメントは科学的な支持があるものの効果を実証するには研究が不十分であるものだ。つまり、フィッシュオイルには期待されるところがあるものの、現状では「推奨される」域には達していないということである。

それに対して、クレアチンは「グループA」に分類されている。グループAに分類されるサプリメントは科学的な根拠に強く支持されているものだから、サプリメントの導入を検討するならグループAのサプリメントから順番に試すべきだろう。

ベストティーチャーの評判が高い理由はマーケティング手法にある

ベストティーチャーはポジションを取らなくていい。時間があってもなくてもターゲットになる。二つの市場をまたいでセグメントしている。したがって、ベストティーチャーの評判が高い理由はマーケティング手法にある

ベストティーチャーはポジションを取らなくていい

ベストティーチャーに競合するオンライン英会話はない。話す前に書かせるのはベストティーチャーだけである。確実に伝わる会話ができるのもベストティーチャーだけだ。したがって、ベストティーチャーはポジションを取らなくていい

ベストティーチャーに競合するオンライン英会話はない

英語は「ライティング」や「スピーキング」といった技能で分けられるが、これらの技能ごとに分けてトレーニングをする必要はない。むしろ、全ての技能を使った総合的なトレーニングは効率的で、それを成し遂げている唯一のオンライン英会話がベストティーチャーだ。

ベストティーチャーは「TOEICスコアは高いのに英語が話せない人」のためのオンライン英会話である。そして、その解決策は「書いて話す」ことだとしている。

また、ベストティーチャーは英語が話せない日本人を「機会がない人」と「準備をしていない人」に分けている。英語を話す機会がないなら機会をつくるだけだから、ベストティーチャー以外の選択肢はいくらでもある。

しかし、英語を話す準備をしていないなら準備をしなければならない。その準備をしてくれるのがベストティーチャーであり、英語が話せない人は準備ができていないというところには同意もできる。

例えば、通訳者はクライアントの通訳をするとき、クライアントやクライアントに関する情報を事前にインプットする。通訳者のようなプロフェッショナルでなくても、日本語で知らないことや話せないことが英語でも話せないのは当たり前の話だ。

英会話をしていると自己紹介をすることが多いが、日本語で自己紹介をすることは学校や会社などのコミュニティが変わったときくらいだから、自己紹介に慣れていなくてもおかしくない。

話す前に書かせるのはベストティーチャーだけである

ベストティーチャーのレッスンはライティングから始まる。これはオンライン英会話では類がない。また、これが英語を話す前の準備段階にあたり、選んだ「会話シチュエーション」でロールプレイをしながら会話で使える英語を書かせる。

会話シチュエーションは「日常」と「ビジネス」の大ジャンルの中に「自己紹介」や「電話対応」といった小ジャンルがあり、「自己紹介してみよう」のように具体的なシチュエーションがある。

「自己紹介してみよう」の内容では、最初に"Hello. How are you? What's your name?"と講師から質問があって、それに答えると講師からさらなる質問が来る対話形式になっている。

講師からの返信は早いと数分で来るから対話はサクサクと進めることができるし、返信するまでに時間を空けても問題ない。対話は最大五往復(講師五回と自分五回)でクローズになる。

クローズされた対話は講師によって添削され、文法やスペルの間違いが修正されたり、より自然な表現の提案がある。

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添削されて完成した対話は「テキスト」になる。このテキストを使って添削された内容を確認することから、オーバーラッピング、シャドーイング、ディクテーションのトレーニングをする。

この四つのトレーニングを終えると初めて、英会話(スピーキングのレッスン)が予約できるようになる。

確実に伝わる会話ができるのもベストティーチャーだけだ

スピーキングレッスンではライティングレッスンで完成したテキストを使う。このテキストは対話として完成しているものだから、スピーキングレッスンのロールプレイは確実に伝わる会話になる。

レッスン時間は25分で、最初にテキストのロールプレイをロールを変えながら行う。テキストの英文を正しく発音できれば講師に伝わるため、ロールプレイをしながら添削の疑問点などを確認していく。

全てのオンライン英会話に言えることだが、講師の質にはバラツキがある。だから、ロールプレイをしながら補足の説明をしてくれる講師もいれば、淡々とロールプレイを進めていく講師もいる。後者の場合、英語での質問能力がないとレッスン時間を持て余すことになるだろう。

時間が余ったときは講師が残り時間を有効に使うためのディレクションをしてくれるが、前述したように講師の質にはバラツキがあるから、そこから得られるものにも差は出てくる。

時間があってもなくてもターゲットになる

忙しさの波に合わせた使い分けができる。時間がないときはライティングを進める。時間があるときにスピーキングを受ける。したがって、時間があってもなくてもターゲットになる

忙しさの波に合わせた使い分けができる

人の生活には忙しさの波があり、その波長が一週間のときもあれば一か月のときもある。ベストティーチャーはライティングとスピーキングにレッスンが分かれているから、忙しさの波の波長に関わらずムダのない使い方ができる。

実際、忙しくて時間がないときはライティングのレッスンだけを進めておいて、時間があるときにまとめてスピーキングのレッスンを受けるといった使い方ができる。

時間がないときはライティングを進める

ライティングレッスンは同時に三つまで進めることができて、ライティングから添削までが終わると新しいレッスンを始めることができる。だから、25分のスピーキングレッスンを受ける時間がなくても、ライティングレッスンだけを進められる。

ライティングならまとまった時間がなくてもできるし、外出先でも少しずつ進められる。さみだれ式にライティングレッスンを進めていれば、添削待ちになることもない。

この方法はライティング学習の利点をよく理解した仕組みだ。テキスト化された対話を使うトレーニングも、シャドーイングとオーバーラッピング以外はどこでもできる。

時間があるときにスピーキングを受ける

スピーキングレッスンを受けるにはライティングレッスンのトレーニングまでを終わらせないといけないが、スピーキングレッスンができる状態のテキストがあれば、一日に何回でもスピーキングレッスンが受けられる。

例えば、平日はライティングレッスンをいくつか進めておいて、平日に完成したテキストを使って休日にまとめてスピーキングレッスンを受けることもできる。

それから、本来はライティングレッスンのトレーニングまでを終わらせてからスピーキングレッスンを受けるものだが、トレーニングはある程度スキップすることもできるから、場合によってはトレーニングを飛ばしてスピーキングレッスンを受けるのもいいだろう。

二つの市場をまたいでセグメントしている

つながっていることが唯一無二だが分けられる。英文添削サービスの代わりになる。メインはオンライン英会話である。したがって、二つの市場をまたいでセグメントしている

つながっていることが唯一無二だが分けられる

ベストティーチャーの「書いて話す」は唯一無二であり、「書くこと」と「話すこと」の両方ができることに価値がある。しかし、ライティングレッスンとスピーキングレッスンを分けて考えても価値がある。

実際、ライティングからスピーキングにつながっているからポジションを取るときに競合がいないし、ライティングレッスンとスピーキングレッスンに分けられているからセグメント内のターゲットが広い。

ベストティーチャーの料金は月額12,000円である。英文添削サービスは最低でも10,000円近くかかるし、オンライン英会話は毎日25分で6,000円が相場だから、ベストティーチャーはリーズナブルだと言える。

英文添削サービスの代わりになる

ベストティーチャーは英文添削サービスのように英文を書いても添削してもらえるし、会話する内容をライティングすることはあまりないから、この点はベストティーチャーの強みになる。

HiNative Trekやアイディーといった英文添削サービスでは、日記や主張のようなモノローグをライティングすることが多い。実際に会話する英文を書く機会はあまりないかもしれない。

メインはオンライン英会話である

当然、ベストティーチャーはオンライン英会話であり、英語を聞いて話せるようになることが本来の目的だ。

テキストを使ったロールプレイが物足りなくなってもフリートークはできるから、ライティングレッスンのトレーニングは早々に終わらせて、一日に何回もスピーキングレッスンを受けるのもいいだろう。

collocationとは英語上達のカギでありライティングのキモである

collocationとは単語の自然な組み合わせのことだ。collocationで英語がもっとうまくなる。collocationはライティングでしか学べない。したがって、collocationとは英語上達のカギでありライティングのキモである

collocationとは単語の自然な組み合わせのことだ

collocationに「想定外」はない。idiomには想定外の意味がある。phrasal verbは動詞を使ったidiomである。したがって、collocationとは単語の自然な組み合わせのことだ

collocationに「想定外」はない

"collocation"は日本語で「連語」と訳されるが、そもそも連語の意味が分かりにくい。ザックリした解釈では、collocationは「ある単語」と一緒かつ自然に使われる単語群のことだ。

例えば、名詞"frost"を修飾する形容詞として"hard"が使われることはあっても、一般的に"strong"が使われることはない。"hard"以外にも"heavy"や"sharp"が使われることもあり、これらは"frost"のcollocationである。

日本語でも考えてみると、「意味を成す」は名詞「意味」と動詞「成す」を使って「意味がある」という意味になる。このとき、動詞「成す」を類義語の「一部となる」には換えられない。

なぜ換えられないのかといえば、「意味の一部となる」という表現の意味は分かっても、その表現が一般的には使われていないために不自然だからだ。

英語も同じで、動詞"make"と名詞"sense"を使った"make sense"は「意味を成す」という意味だが、"make"を類義語"create"に換えることはできない。

「形容詞+名詞」と「動詞+名詞」のcollocationを例に挙げたが、collocationには七つの組み合わせがあるといわれている。

  1. 形容詞+名詞
  2. 動詞+形容詞
  3. 動詞+前置詞句(副詞句または形容詞句)
  4. 動詞+名詞
  5. 名詞+動詞
  6. 名詞+名詞
  7. 副詞+形容詞

idiomには想定外の意味がある

"idiom(「熟語」と訳される)"も複数単語で一つの意味を成す慣用的な表現であるところはcollocationと同じだ。しかし、collocationが単語本来の意味から大きく変わらないのに対して、 idiomには単語本来の意味から大きく変わるものがある。

日本語から見ると、名詞「波風」と動詞「立てる」を組み合わせて「波風を立てる」といえば、「ことを荒立てる」という意味になる。「波風」も「立てる」も一般抽象的な「こと」は表現していないにも関わらずだ。

英語でも"make waves"は「波をつくる」という意味ではなく「ことを荒立てる」という意味になる。

idiomにも「動詞+名詞」以外の組み合わせがある。idiomの形は多様性があって、collocationのように分類することができない。

phrasal verbは動詞を使ったidiomである

"phrasal verb(「句動詞」と訳される)"もcollocationやidiomと似ているが、phrasal verbは限定的なidiomだと言っていい。

実際、phrasal verbは「動詞+副詞」または「 動詞(+副詞)+前置詞」の二種類しかなく、名前のとおり動詞を副詞や前置詞と一緒に使うことで意味を成す。

phrasal verbは日本語で「句動詞」と訳されるが、句動詞に相当する表現が日本語にはないため、日本人は句動詞に弱いといわれる。

だから、「英会話で使う動詞は○○だけ」や「××を覚えるだけで英語ができる」のようなコンテンツで紹介しているのは、大抵がphrasal verbである。

しかし、phrasal verbを使いこなせるだけで英語表現の幅が広がることは事実だ。例えば、動詞"make"を副詞"up"と一緒に使えば"make up(メイクする)"を表現できるし、さらに前置詞"for"も一緒に使えば"make up for(補填する)"を表現できる。

collocationで英語がもっとうまくなる

アウトプットのスピードを上げれば英語がもっとうまくなる。collocationでアウトプットのスピードが上がる。したがって、collocationで英語がもっとうまくなる

アウトプットのスピードを上げれば英語がもっとうまくなる

英語が早く上達したいなら英語学習の「生産性」を上げるしかない。また、英語の上達にはアウトプットが必要だから、英語学習の生産性を上げたいならアウトプットのスピードを上げればいい。

同じ時間だけ英語を学習する人が二人いて、英語をインプットする量とそれにかかる時間も同じだとする。このとき、アウトプットにかけられる時間は同じなのだから、アウトプットする量だけが学習成果の差になる。

もし、オンライン英会話で毎日25分の英会話をしているなら、10分話す人より15分、20分話す人の方がアウトプットする量は多い。この5分、10分の差はアウトプットのスピードにかかっている。

特に、英会話ではアウトプットのスピードが遅いと講師が会話を巻き取ってしまう。そのため、会話を巻き取られないで主導権を握るためには、アウトプットのスピードを上げるしかない。

collocationでアウトプットのスピードが上がる

collocationが分かっていると、ある動詞に対応する名詞はコレだとすぐに分かったり、講師に伝わりやすい自然な表現が出てくるから会話のテンポも速くなる。

例えば、名詞"output"が形容詞"large"や"measurable"と一緒に使われることを知っていれば、単語がパッと出なくて会話に詰まることも少なくなる。

idiomやphrasal verbも多く知っていればアウトプットのスピードが上がることがあるが、これらを優先して覚えたところで劇的にアウトプットのスピードが上がることはない。

idiomやphrasal verbの用途は限定的だから、自分が表現したいことにピタリとはまることが少ないからだ。それなら、collocationを多く知っている方が応用が利く。

collocationが使えても、聞き手や読み手が「この人はcollocationを使えている」とは思わないし、話し手や書き手としても「collocationを使っている」という意識はない。

しかし、その自然に使っている感覚がcollocationの本質であり、アウトプットのスピードを上げることにつながる。

collocationはライティングでしか学べない

collocationは試せるアウトプットでしか学べない。スピーキングではアウトプットを試せない。したがって、collocationはライティングでしか学べない

collocationは試せるアウトプットでしか学べない

collocationを単語のように覚えるのはムリがある。ある単語のcollocationは一つではないからだ。だから、collocationは試して、間違えて、修正されてまた試すを繰り返して覚えるしかない。

collocationがある単語と一緒かつ「自然に」使われるということは、一緒に使ったときに自然なリズムや感覚があるということだ。だから、自分でアウトプットしてみないとそのリズムや感覚はつかめない。

当然、インプットがなければcollocationを試すこともできないから、日頃から英文を読むようにしたり英語を聞くことは必要だ。しかし、読んだり聞いたりしているだけでcollocationが覚えられるとは思わない方がいい。

知っていることと使えること(覚えていること)は全く異なる。英語を上達させたい目的にもよるが、多くの人は英語を知識として知っている状態を目指しているのではなく、実際に英語が使えるようになりたいと思っているだろう。

スピーキングではアウトプットを試せない

アウトプットの機会には「スピーキング」と「ライティング」があるが、いきなりスピーキングでcollocationを試すには会話のテンポもあるため難易度が高い。

英会話でcollocationを意識して使おうとするのはいいが、collocationを意識するあまりアウトプットに時間がかかっていては本末転倒である。

それに対して、英文添削サービスを使ってライティングをするときなら、会話のテンポに合わせてアウトプットする必要がない。英文を書いたら、または書きながら気になる表現をグーグル検索すれば、その表現が一般的に使われているかどうかが分かる。

また、英文を書くときにcollocationを全く意識しなくても、英文添削サービスならcollocationを添削してくれる。

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英文添削サービスではcollocationを覚える上で必要なサイクル(試す→間違える→修正される→また試す)が自然に回せるようになっている。

英文添削サービスはcollocation以外の学びも多く、そもそもライティングが英語上達のボトルネックになっている人も多いことから、導入を検討する価値はあるだろう。

平田商店の手袋を「ふるさと納税」の返礼品にすると満足度が高い

平田商店(東かがわ市)は日本の手袋産業を支えている。オーダーメイド手袋が「ふるさと納税」の返礼品になっている。オーダーメイドなのに満足度が高い。したがって、平田商店の手袋を「ふるさと納税」の返礼品にすると満足度が高い

平田商店(東かがわ市)は日本の手袋産業を支えている

東かがわ市は日本の手袋産業の中心地である。平田商店は東かがわ市で手袋を作っている。レディーメイドとオーダーメイドがある。したがって、平田商店(東かがわ市)は日本の手袋産業を支えている

東かがわ市は日本の手袋産業の中心地である

日本手袋工業組合によると、日本で作られる手袋の90%が香川県の東かがわ市で作られている。

東かがわ市の歴史を見ると、手袋作りは明治時代には主要な産業の一つとして成功している。明治から大正になり第1次世界大戦が始まると、世界の手袋作りの中心地であった欧州で手袋が作れなくなったことで、世界から日本へ手袋の注文が入るようになった。このとき日本で手袋作りを主要産業の一つとしていた東かがわ市は、世界からの需要に対応するかたちで手袋産業の規模を拡大した。

平田商店は東かがわ市で手袋を作っている

平田商店は50年ほど前に東かがわ市で創業して、現在まで手袋を作り続けている。そして、今は二代目の後継者に「ものづくり」の技術が継承されている。

平田商店は今でも昔ながらの裁断と縫製技術を使って手袋を作っている。小ロットの手袋を作るときは「革裁断包丁」で一枚ずつ革を裁断し、縫製も熟練の手で丁寧に縫い合わせていく。

レディーメイドとオーダーメイドがある

平田商店には9,768円〜のレディーメイド(既製品)手袋と27,500円〜のオーダーメイド手袋がある。

9,768円のレディーメイド手袋では、きめが細かく柔らかいといわれる「ラムレザー(羊皮)」が使われている。ラムレザーは軽くて肌触りがいい反面、湿気やしわに弱いといった特徴がある。

レディーメイド手袋は、ラムレザー以外にも英国デンツのアイコンにもなっている「ペッカリーレザー」を使ったものもある。ペッカリーは南アメリカ大陸に生息する豚で、ペッカリーレザーはラムレザーのような柔らかさがありながらも高い耐久性があるといわれている。

27,500円のオーダーメイド手袋ではラムレザーが使われている。オーダーメイド手袋のいいところは、何よりも自分の手の形にピッタリと合う手袋が作れることだ。

オーダーメイド手袋が「ふるさと納税」の返礼品になっている

「ふるさと納税」でオーダーメイド手袋が作れる。オーダーメイド手袋は「カラー」と「裏生地」が選べる。オーダーメイド手袋は「デザイン」が選べる。したがって、オーダーメイド手袋が「ふるさと納税」の返礼品になっている

「ふるさと納税」でオーダーメイド手袋が作れる

平田商店のオーダーメイド手袋は27,500円〜注文できるが、実は「ふるさと納税」で東かがわ市へ70,000円の寄付をすることでも、ふるさと納税の返礼品として注文する権利をもらうことができる。

オーダーメイド手袋はオーダーキットを使ったオーダーシステムになっている。だから、平田商店から注文してもふるさと納税で寄付しても、同じオーダーメイド手袋を注文することができる。

【ふるさと納税】手袋職人が作るあなただけのオーダー革手袋 【ファッション・小物】

オーダーメイド手袋は「カラー」と「裏生地」が選べる

オーダーキットには「表生地サンプル」と「裏生地サンプル」が入っていて、手袋にしたときの色合いや肌触りを確認しながら選べる。

表生地は20色のラムレザーから選ぶ。裏生地は「ベンベルクハーフ」と「ベンベルグ起毛」の二種類に対してカラーが各三色だから、六種類の組み合わせから選ぶことになる。

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オーダーメイド手袋は「デザイン」が選べる

オーダーキットに入っているオーダーシートには三つのデザインパターンのイラストがあり、手袋のデザインをイメージしながら選べる。

手の甲には「三本飾り」を付けるかどうかを選べる。三本飾りは手袋を着けたときに最も目立つ三本のステッチのことで、スーツではステッチを入れることがフォーマルからカジュアル(ビジネス)へのスイッチとなる。

また、「手袋開きタイプ」が選べる。こちらは手袋の裾に入れるスリットのことだ。スーツのジャケットのように考えると「開き無し(スリット無し)」はノーベントのようにフォーマルで、「横開き」はサイドベンツのようにスリットが分かりにくく重厚感があり、「中心開き」はセンターベントのように活動的といった印象になる。

現代的な仕様としては「タッチパネル対応」も選べる。手袋を着けたままスマートフォンやタブレットといったデバイスが使えるが、手のひらのカラーが黒に限定されてしまう。

オーダーメイドなのに満足度が高い

オーダーメイドなのに自宅から注文できる。オーダーメイドなのに納期がかからない。オーダーメイドなのに2,000円で注文できる。したがって、オーダーメイドなのに満足度が高い

オーダーメイドなのに自宅から注文できる

オーダーキットには「オーダーシート」「表生地サンプル」「裏生地サンプル」以外に、手の大きさを測る「メジャー」や「鉛筆」と、オーダーシートを返送するための「レターパック」まで入っている。だから、記入したオーダーシートを返送するとき以外は自宅を出る必要すらない。

オーダーシートには手の大きさの測り方が丁寧に書かれていて、一緒に入っているメジャーと鉛筆を使えば誰でもオーダーシートを記入することができる。

オーダーメイドスーツを作るときは熟練の手で採寸してもらう必要があるが、手袋は自分でも採寸できるため、その利点を最大限に使った方法である。

オーダーメイドなのに納期がかからない

服装をオーダーメイドで作ると納期がかかるものだが、ふるさと納税からのオーダーメイド手袋は一か月ほどで自宅まで届いた。

実際の流れとしては、秋口にふるさと納税から東かがわ市へ寄付を申し込み、その一週間後にはオーダーキットが自宅に届いた。オーダーキットが届いてから数日でオーダーする内容を決めて、平田商店へ記入したオーダーシートを返送した。

オーダーシートを返送してから四週間でオーダーメイド手袋が自宅に届いた。路線便が遅延していることがニュースで報じられていたため、オーダーシートの返送からオーダーメイド手袋の納品まで二十営業日ほどかかった計算になる。

手袋が使われる時期を考えれば、秋口はオーダーメイド手袋の受注時期として繁忙期であることが想定できる。それにも関わらず、一か月の納期は十分に早いと言えるだろう。

オーダーメイドなのに2,000円で注文できる

ふるさと納税は自分が選ぶ地方自治体へ税金を納めることができる仕組みだが、利用者から見れば税金の前払いである。ふるさと納税ではこの前払いする税金の30%を上限に、対価として返礼品がもらえる。このときにかかるコストは実質負担の2,000円だけだ。

ふるさと納税で寄付できる金額に上限はないが、「前払い」として当年または翌年の税金から控除できる金額には上限がある。平田商店のオーダーメイド手袋には70,000円の寄付が必要で、70,000円をふるさと納税で寄付したときに「前払い」が機能するためには、最低でも6,000,000円ほどの年収が必要だ。

無論、平田商店のオーダーメイド手袋には27,500円の価値が十分にあるが、税金の前払いと2,000円だけで作れるとなればその価値は跳ね上がる。ふるさと納税の寄付額として70,000円分の候補を探しているなら、ぜひとも検討してもらいところだ。