ベストティーチャーの評判が高い理由はマーケティング手法にある

ベストティーチャーはポジションを取らなくていい。時間があってもなくてもターゲットになる。二つの市場をまたいでセグメントしている。したがって、ベストティーチャーの評判が高い理由はマーケティング手法にある

ベストティーチャーはポジションを取らなくていい

ベストティーチャーに競合するオンライン英会話はない。話す前に書かせるのはベストティーチャーだけである。確実に伝わる会話ができるのもベストティーチャーだけだ。したがって、ベストティーチャーはポジションを取らなくていい

ベストティーチャーに競合するオンライン英会話はない

英語は「ライティング」や「スピーキング」といった技能で分けられるが、これらの技能ごとに分けてトレーニングをする必要はない。むしろ、全ての技能を使った総合的なトレーニングは効率的で、それを成し遂げている唯一のオンライン英会話がベストティーチャーだ。

ベストティーチャーは「TOEICスコアは高いのに英語が話せない人」のためのオンライン英会話である。そして、その解決策は「書いて話す」ことだとしている。

また、ベストティーチャーは英語が話せない日本人を「機会がない人」と「準備をしていない人」に分けている。英語を話す機会がないなら機会をつくるだけだから、ベストティーチャー以外の選択肢はいくらでもある。

しかし、英語を話す準備をしていないなら準備をしなければならない。その準備をしてくれるのがベストティーチャーであり、英語が話せない人は準備ができていないというところには同意もできる。

例えば、通訳者はクライアントの通訳をするとき、クライアントやクライアントに関する情報を事前にインプットする。通訳者のようなプロフェッショナルでなくても、日本語で知らないことや話せないことが英語でも話せないのは当たり前の話だ。

英会話をしていると自己紹介をすることが多いが、日本語で自己紹介をすることは学校や会社などのコミュニティが変わったときくらいだから、自己紹介に慣れていなくてもおかしくない。

話す前に書かせるのはベストティーチャーだけである

ベストティーチャーのレッスンはライティングから始まる。これはオンライン英会話では類がない。また、これが英語を話す前の準備段階にあたり、選んだ「会話シチュエーション」でロールプレイをしながら会話で使える英語を書かせる。

会話シチュエーションは「日常」と「ビジネス」の大ジャンルの中に「自己紹介」や「電話対応」といった小ジャンルがあり、「自己紹介してみよう」のように具体的なシチュエーションがある。

「自己紹介してみよう」の内容では、最初に"Hello. How are you? What's your name?"と講師から質問があって、それに答えると講師からさらなる質問が来る対話形式になっている。

講師からの返信は早いと数分で来るから対話はサクサクと進めることができるし、返信するまでに時間を空けても問題ない。対話は最大五往復(講師五回と自分五回)でクローズになる。

クローズされた対話は講師によって添削され、文法やスペルの間違いが修正されたり、より自然な表現の提案がある。

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添削されて完成した対話は「テキスト」になる。このテキストを使って添削された内容を確認することから、オーバーラッピング、シャドーイング、ディクテーションのトレーニングをする。

この四つのトレーニングを終えると初めて、英会話(スピーキングのレッスン)が予約できるようになる。

確実に伝わる会話ができるのもベストティーチャーだけだ

スピーキングレッスンではライティングレッスンで完成したテキストを使う。このテキストは対話として完成しているものだから、スピーキングレッスンのロールプレイは確実に伝わる会話になる。

レッスン時間は25分で、最初にテキストのロールプレイをロールを変えながら行う。テキストの英文を正しく発音できれば講師に伝わるため、ロールプレイをしながら添削の疑問点などを確認していく。

全てのオンライン英会話に言えることだが、講師の質にはバラツキがある。だから、ロールプレイをしながら補足の説明をしてくれる講師もいれば、淡々とロールプレイを進めていく講師もいる。後者の場合、英語での質問能力がないとレッスン時間を持て余すことになるだろう。

時間が余ったときは講師が残り時間を有効に使うためのディレクションをしてくれるが、前述したように講師の質にはバラツキがあるから、そこから得られるものにも差は出てくる。

時間があってもなくてもターゲットになる

忙しさの波に合わせた使い分けができる。時間がないときはライティングを進める。時間があるときにスピーキングを受ける。したがって、時間があってもなくてもターゲットになる

忙しさの波に合わせた使い分けができる

人の生活には忙しさの波があり、その波長が一週間のときもあれば一か月のときもある。ベストティーチャーはライティングとスピーキングにレッスンが分かれているから、忙しさの波の波長に関わらずムダのない使い方ができる。

実際、忙しくて時間がないときはライティングのレッスンだけを進めておいて、時間があるときにまとめてスピーキングのレッスンを受けるといった使い方ができる。

時間がないときはライティングを進める

ライティングレッスンは同時に三つまで進めることができて、ライティングから添削までが終わると新しいレッスンを始めることができる。だから、25分のスピーキングレッスンを受ける時間がなくても、ライティングレッスンだけを進められる。

ライティングならまとまった時間がなくてもできるし、外出先でも少しずつ進められる。さみだれ式にライティングレッスンを進めていれば、添削待ちになることもない。

この方法はライティング学習の利点をよく理解した仕組みだ。テキスト化された対話を使うトレーニングも、シャドーイングとオーバーラッピング以外はどこでもできる。

時間があるときにスピーキングを受ける

スピーキングレッスンを受けるにはライティングレッスンのトレーニングまでを終わらせないといけないが、スピーキングレッスンができる状態のテキストがあれば、一日に何回でもスピーキングレッスンが受けられる。

例えば、平日はライティングレッスンをいくつか進めておいて、平日に完成したテキストを使って休日にまとめてスピーキングレッスンを受けることもできる。

それから、本来はライティングレッスンのトレーニングまでを終わらせてからスピーキングレッスンを受けるものだが、トレーニングはある程度スキップすることもできるから、場合によってはトレーニングを飛ばしてスピーキングレッスンを受けるのもいいだろう。

二つの市場をまたいでセグメントしている

つながっていることが唯一無二だが分けられる。英文添削サービスの代わりになる。メインはオンライン英会話である。したがって、二つの市場をまたいでセグメントしている

つながっていることが唯一無二だが分けられる

ベストティーチャーの「書いて話す」は唯一無二であり、「書くこと」と「話すこと」の両方ができることに価値がある。しかし、ライティングレッスンとスピーキングレッスンを分けて考えても価値がある。

実際、ライティングからスピーキングにつながっているからポジションを取るときに競合がいないし、ライティングレッスンとスピーキングレッスンに分けられているからセグメント内のターゲットが広い。

ベストティーチャーの料金は月額12,000円である。英文添削サービスは最低でも10,000円近くかかるし、オンライン英会話は毎日25分で6,000円が相場だから、ベストティーチャーはリーズナブルだと言える。

英文添削サービスの代わりになる

ベストティーチャーは英文添削サービスのように英文を書いても添削してもらえるし、会話する内容をライティングすることはあまりないから、この点はベストティーチャーの強みになる。

HiNative Trekやアイディーといった英文添削サービスでは、日記や主張のようなモノローグをライティングすることが多い。実際に会話する英文を書く機会はあまりないかもしれない。

メインはオンライン英会話である

当然、ベストティーチャーはオンライン英会話であり、英語を聞いて話せるようになることが本来の目的だ。

テキストを使ったロールプレイが物足りなくなってもフリートークはできるから、ライティングレッスンのトレーニングは早々に終わらせて、一日に何回もスピーキングレッスンを受けるのもいいだろう。