HiNative Trekは英会話の伸び悩みから脱出するための糸口となる

HiNative Trekでは「実践英語」のライティングが身につく。英会話で伸び悩む人はライティングがボトルネックになっている。HiNative Trekはライティングが始めやすい。したがって、HiNative Trekは英会話の伸び悩みから脱出するための糸口となる

HiNative Trekでは「実践英語」のライティングが身につく

ネイティブの添削で「実践英語」のライティングは身につく。HiNative Trekはネイティブの添削に強い。したがって、HiNative Trekでは「実践英語」のライティングが身につく

ネイティブの添削で「実践英語」のライティングは身につく

英語のライティングには決まった正解がない。だから、ライティングした英文のデキはマルかバツかではなく、添削というかたちでしか評価できない。そうなると、英文の確からしさはできるだけ広い視点を持った人に評価してもらいたいから、評価者はネイティブであるべきだ。

英文の確からしさを評価することにおいて、非ネイティブがネイティブよりも優れているとは考えにくい。ネイティブは非ネイティブよりも英語に触れている時間が長いのだから、英文の確からしさを評価する感度も非ネイティブより高いはずだ。

それから、ライティングには決まった正解がないのだから、計算ドリルみたいに「問い」と「答え」をセットで覚えても意味がない。それよりも、自分で書いた英文のどこを修正したら確からしい英文になるのかを理解する必要があり、このように答案を修正していくことを添削という。

実際、問いに対する答えを一対一対応で覚えていても、答えのアウトプットはすぐさま頭打ちになる。テストのための英語ライティングなら十分でも、実践英語にはなり得ない。

HiNative Trekはネイティブの添削に強い

HiNative Trekでは、アメリカでのビジネス経験がある英語ネイティブだけが英文を添削する。ライティングする英文もビジネスシーンを想定しているため、実践英語のライティングを学ぶには文句のつけようがない。

競合するオンライン英文添削サービスには「アイディー」もあるが、アイディーはネイティブ以外も添削をするし、ビジネスシーン以外のライティングもできる。この点はアイディーの強みにもなるが弱みにもなる。

つまり、アイディーとHiNative Trekのターゲットは異なる。アイディーのターゲットは学生から社会人までと広いのに対して、HiNative Trekのターゲットは社会人に限定されている。だから、HiNative Trekは「ネイティブ」や「ビジネス」といった強みを生かすことができる。

ところで、HiNative Trekは月額19,600円の有料サービスだが、HiNativeという無料のサービスがあることを知っているだろうか?HiNative(無料版)とHiNative Trekはそもそものコンセプトが異なり、HiNative(無料版)は言語学習者による相互添削サービスになっている。

HiNative(無料版)では英文を添削するのがネイティブとは限らないし、そもそも添削されるか、添削されるまでにどれだけの時間がかかるかも分からない。これらの問題を有料化して専任の先生を付けることで解決したのがHiNative Trekである。

英会話で伸び悩む人はライティングがボトルネックになっている

四つの技能を学ばないと英会話で伸び悩む。ライティングはおろそかになりがちだ。したがって、英会話で伸び悩む人はライティングがボトルネックになっている

四つの技能を学ばないと英会話で伸び悩む

英語は「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」の四つの技能に分けられる。英会話ではリスニングとスピーキングを使うが、リーディングやライティングの習熟度もこれらの技能に影響を与える。

特に、スピーキングとライティングの関係性は強い。基本的には「ライティングできること」が「スピーキングできること」を包含している(ライティングできること⊃スピーキングできること)。

まず、スピーキングできる英文はライティングもできる。(英語を含めて)識字率の高い日本において、話せるのに書けないなんてことはないから、簡単にイメージできるだろう。

反対に、ライティングできる英文はスピーキングもできるとは限らない。反例を上げれば、TOEICでは高得点が取れるのに英会話ができない人は多くいる。

つまり、スピーキングだけを練習していてもその分だけしか英語の技能は伸びないが、ライティングも練習していればスピーキングできる以上の技能が身につく。

ここで身についたライティングの技能はスピーキングを練習するときの土台にもなるから、スピーキングだけを練習したときよりも効率が上がる。

ライティングはおろそかになりがちだ

日本の英語教育ではリーディングに次いでライティングが重視されてきた。そのため、学校の外で英語を学ぼうとすると、リスニングとスピーキング(=英会話)ばかりが重視されてしまう。その結果として、日の目を浴びないのがライティングである。

実際、社会人の英語学習といえば英会話や多読を思い浮かべる人が多い。英会話には英会話スクールやオンライン英会話が充実しているし、多読は本さえあればどこでもできるから取り組みやすい。

英会話や多読も英語の技能を伸ばすために取り組むべきことだが、本来はそれと同じくらいライティングにも学びの機会は提供されているべきだ。これまでの英語教育があまりにもリーディング(と、それに次いでライティング)に偏っていたせいで、英会話でリスニングやスピーキングの基礎技能を向上させる需要が圧倒的に高く、多くの人が自分に足りないのはリスニングやスピーキングだと思っている。

これは半分正解だが半分不正解だ。先にも言ったとおり大切なのは英語の四技能をバランスよくトレーニングして、各技能が他の技能をサポートできるようにすることだ。

HiNative Trekはライティングが始めやすい

ライティングを始められないのは強制力がないからだ。HiNative Trekはライティングの強制力をつくるのがうまい。したがって、HiNative Trekはライティングが始めやすい

ライティングを始められないのは強制力がないからだ

英会話はレッスンが始まると(強制的に)リスニングやスピーキングをしなければならない。しかし、ライティングは目の前に課題があっても、いつでもライティングをやめることができる。

実際、英文添削サービスのアイディーのように多くのジャンルで英文を書ける環境に放り込まれても、そもそものライティング方法を知らなければライティングの始め方も分からないし、ライティングの性質から簡単にやめることもできる。

例えば、いきなり「ビジネスメールをライティングせよ」と言われても、ビジネスメールの書き出しを知らなければ何を書けばいいのかすら分からないだろう。

HiNative Trekはライティングの強制力をつくるのがうまい

HiNative Trekは最も簡単な方法でライティングの強制力をつくっている。それは、「書くべきこと」と「書くべきことの書き方」をセットで課題として配信することだ。

HiNative Trekを始めると、特定のテーマに沿ったライティング課題と、課題を解くためのヒントが毎日(平日のみ)配信されてくる。ユーザーは配信された課題を解くかたちでライティングするだけだから、自分でライティングする内容を探さなくていい。

テーマは月ごとに「メール」や「電話」のように決まっている。それもいきなりメールの全文を書かせるのではなく、メールを分解して「あいさつ」や「書き出し」といったパーツごとに進めていく。

毎日の課題は慣れると30分あれば終わる分量になっているから、HiNative Trekもライティングだけでなく英会話などを同時に進行させることを推奨している。

提出した課題は最短で当日の夕方から、遅くとも次の課題配信日までに添削される。添削された内容は全て英語で書かれている。課題の配信からライティング、課題の提出、添削は、アプリまたはウェブ上のチャットツールで行われる。

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ライティング学習のいいところは、英会話のようにレッスン時間を決めなくてもいいことだ。しかも、学習時間を分割することができるから、忙しい社会人もスキマ時間を有効に使って学習を進められる。

HiNative Trekはライティング学習の性質を正しく理解していて、これまでライティングを学習したことがない人でも続けられる仕組みをつくっていると感じた。