平田商店の手袋を「ふるさと納税」の返礼品にすると満足度が高い

平田商店(東かがわ市)は日本の手袋産業を支えている。オーダーメイド手袋が「ふるさと納税」の返礼品になっている。オーダーメイドなのに満足度が高い。したがって、平田商店の手袋を「ふるさと納税」の返礼品にすると満足度が高い

平田商店(東かがわ市)は日本の手袋産業を支えている

東かがわ市は日本の手袋産業の中心地である。平田商店は東かがわ市で手袋を作っている。レディーメイドとオーダーメイドがある。したがって、平田商店(東かがわ市)は日本の手袋産業を支えている

東かがわ市は日本の手袋産業の中心地である

日本手袋工業組合によると、日本で作られる手袋の90%が香川県の東かがわ市で作られている。

東かがわ市の歴史を見ると、手袋作りは明治時代には主要な産業の一つとして成功している。明治から大正になり第1次世界大戦が始まると、世界の手袋作りの中心地であった欧州で手袋が作れなくなったことで、世界から日本へ手袋の注文が入るようになった。このとき日本で手袋作りを主要産業の一つとしていた東かがわ市は、世界からの需要に対応するかたちで手袋産業の規模を拡大した。

平田商店は東かがわ市で手袋を作っている

平田商店は50年ほど前に東かがわ市で創業して、現在まで手袋を作り続けている。そして、今は二代目の後継者に「ものづくり」の技術が継承されている。

平田商店は今でも昔ながらの裁断と縫製技術を使って手袋を作っている。小ロットの手袋を作るときは「革裁断包丁」で一枚ずつ革を裁断し、縫製も熟練の手で丁寧に縫い合わせていく。

レディーメイドとオーダーメイドがある

平田商店には9,768円〜のレディーメイド(既製品)手袋と27,500円〜のオーダーメイド手袋がある。

9,768円のレディーメイド手袋では、きめが細かく柔らかいといわれる「ラムレザー(羊皮)」が使われている。ラムレザーは軽くて肌触りがいい反面、湿気やしわに弱いといった特徴がある。

レディーメイド手袋は、ラムレザー以外にも英国デンツのアイコンにもなっている「ペッカリーレザー」を使ったものもある。ペッカリーは南アメリカ大陸に生息する豚で、ペッカリーレザーはラムレザーのような柔らかさがありながらも高い耐久性があるといわれている。

27,500円のオーダーメイド手袋ではラムレザーが使われている。オーダーメイド手袋のいいところは、何よりも自分の手の形にピッタリと合う手袋が作れることだ。

オーダーメイド手袋が「ふるさと納税」の返礼品になっている

「ふるさと納税」でオーダーメイド手袋が作れる。オーダーメイド手袋は「カラー」と「裏生地」が選べる。オーダーメイド手袋は「デザイン」が選べる。したがって、オーダーメイド手袋が「ふるさと納税」の返礼品になっている

「ふるさと納税」でオーダーメイド手袋が作れる

平田商店のオーダーメイド手袋は27,500円〜注文できるが、実は「ふるさと納税」で東かがわ市へ70,000円の寄付をすることでも、ふるさと納税の返礼品として注文する権利をもらうことができる。

オーダーメイド手袋はオーダーキットを使ったオーダーシステムになっている。だから、平田商店から注文してもふるさと納税で寄付しても、同じオーダーメイド手袋を注文することができる。

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オーダーメイド手袋は「カラー」と「裏生地」が選べる

オーダーキットには「表生地サンプル」と「裏生地サンプル」が入っていて、手袋にしたときの色合いや肌触りを確認しながら選べる。

表生地は20色のラムレザーから選ぶ。裏生地は「ベンベルクハーフ」と「ベンベルグ起毛」の二種類に対してカラーが各三色だから、六種類の組み合わせから選ぶことになる。

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オーダーメイド手袋は「デザイン」が選べる

オーダーキットに入っているオーダーシートには三つのデザインパターンのイラストがあり、手袋のデザインをイメージしながら選べる。

手の甲には「三本飾り」を付けるかどうかを選べる。三本飾りは手袋を着けたときに最も目立つ三本のステッチのことで、スーツではステッチを入れることがフォーマルからカジュアル(ビジネス)へのスイッチとなる。

また、「手袋開きタイプ」が選べる。こちらは手袋の裾に入れるスリットのことだ。スーツのジャケットのように考えると「開き無し(スリット無し)」はノーベントのようにフォーマルで、「横開き」はサイドベンツのようにスリットが分かりにくく重厚感があり、「中心開き」はセンターベントのように活動的といった印象になる。

現代的な仕様としては「タッチパネル対応」も選べる。手袋を着けたままスマートフォンやタブレットといったデバイスが使えるが、手のひらのカラーが黒に限定されてしまう。

オーダーメイドなのに満足度が高い

オーダーメイドなのに自宅から注文できる。オーダーメイドなのに納期がかからない。オーダーメイドなのに2,000円で注文できる。したがって、オーダーメイドなのに満足度が高い

オーダーメイドなのに自宅から注文できる

オーダーキットには「オーダーシート」「表生地サンプル」「裏生地サンプル」以外に、手の大きさを測る「メジャー」や「鉛筆」と、オーダーシートを返送するための「レターパック」まで入っている。だから、記入したオーダーシートを返送するとき以外は自宅を出る必要すらない。

オーダーシートには手の大きさの測り方が丁寧に書かれていて、一緒に入っているメジャーと鉛筆を使えば誰でもオーダーシートを記入することができる。

オーダーメイドスーツを作るときは熟練の手で採寸してもらう必要があるが、手袋は自分でも採寸できるため、その利点を最大限に使った方法である。

オーダーメイドなのに納期がかからない

服装をオーダーメイドで作ると納期がかかるものだが、ふるさと納税からのオーダーメイド手袋は一か月ほどで自宅まで届いた。

実際の流れとしては、秋口にふるさと納税から東かがわ市へ寄付を申し込み、その一週間後にはオーダーキットが自宅に届いた。オーダーキットが届いてから数日でオーダーする内容を決めて、平田商店へ記入したオーダーシートを返送した。

オーダーシートを返送してから四週間でオーダーメイド手袋が自宅に届いた。路線便が遅延していることがニュースで報じられていたため、オーダーシートの返送からオーダーメイド手袋の納品まで二十営業日ほどかかった計算になる。

手袋が使われる時期を考えれば、秋口はオーダーメイド手袋の受注時期として繁忙期であることが想定できる。それにも関わらず、一か月の納期は十分に早いと言えるだろう。

オーダーメイドなのに2,000円で注文できる

ふるさと納税は自分が選ぶ地方自治体へ税金を納めることができる仕組みだが、利用者から見れば税金の前払いである。ふるさと納税ではこの前払いする税金の30%を上限に、対価として返礼品がもらえる。このときにかかるコストは実質負担の2,000円だけだ。

ふるさと納税で寄付できる金額に上限はないが、「前払い」として当年または翌年の税金から控除できる金額には上限がある。平田商店のオーダーメイド手袋には70,000円の寄付が必要で、70,000円をふるさと納税で寄付したときに「前払い」が機能するためには、最低でも6,000,000円ほどの年収が必要だ。

無論、平田商店のオーダーメイド手袋には27,500円の価値が十分にあるが、税金の前払いと2,000円だけで作れるとなればその価値は跳ね上がる。ふるさと納税の寄付額として70,000円分の候補を探しているなら、ぜひとも検討してもらいところだ。