レアジョブとビズメイツはどちらがいいのか?
レアジョブとビズメイツは、どちらもフィリピン人講師を採用したオンライン英会話だ。それぞれでレッスンを受けたことがあるため、そもそもオンライン英会話とは?ということと、レアジョブとビズメイツの違いをまとめる。
オンライン英会話とは?
オンライン英会話の講師としては、人件費が安く英語が堪能なフィリピン人を採用しているスクールが多い。
メリットはふたつある
従来の英会話スクールと比べると、以下のふたつはメリットになる。
高いアクセシビリティ
オンライン英会話のアクセシビリティは高い。オンライン英会話では、スカイプなどのコミュニケーションツールを使用することで、好きな場所、好きな時間にレッスンを受けることができる。スクールによって違いはあるものの、早朝から深夜までレッスンを開講しているところが多い。
アクセシビリティの高さが重視される理由は、多くの学習にとって、英会話が唯一のアウトプット機会となるからだ。海外に住んでいたり、仕事で英語を使うのでなければ、日本という国で英語をつかう機会はほとんどない。また、英会話学習の上達という観点では、数をこなすということが重要である。つまり、英会話へのアクセシビリティの高さは、アウトプットの機会を増やして、英会話の上達へダイレクトに影響するということだ。
リーズナブルな料金設定
オンライン英会話は、従来の英会話スクールよりも料金が安い。フィリピンなどの人件費が安い国の講師を採用していることや、実際に教室を運営するコストが削減できることで、この低コストを実現している。
リーズナブルな料金設定は、アクセシビリティの高さにも関わってくる。つまり、英会話が上達するには数をこなす必要があり、数をこなすためには料金が安いことも重要だということだ。
オンライン英会話の料金体系は、日あたり数回のレッスンが受けられる、定額サブスクリプション型のサービスが多い。したがって、毎日レッスンを受けないと、1レッスンあたりの単価が上がることになる。それでも、従来の英会話と料金を比べると、オンライン英会話が圧倒的に安いことが分かる。
下記は、レアジョブで25分レッスンを月16回受けた場合(=400分/月)のレッスン単価と、NOVAで40分レッスンを月8回受けた場合(=320分/月)のレッスン単価を比較している。ともにマンツーマンのレッスンだが、桁が一桁違ってくる。
スクール | レッスン単価 |
---|---|
レアジョブ | 362.5円 |
NOVA | 6,250円 |
デメリットもある
いっぽうで、オンライン英会話にもデメリットはある。
原則マンツーマン形式
オンライン英会話のレッスンは、原則マンツーマン形式であることが多い。これは、メリットにもなるがデメリットにもなる。
なぜなら、実際の会話シーンでは、かならずしも1対1とはかぎらないからだ。そのため、オンライン英会話だけでは、会話の流れに参加する練習ができない。
オンライン英会話にマンツーマン形式が多い理由は、レッスン時間の短さにある。1レッスンを25分に設定しているスクールが多く、25分のレッスンをグループでおこなうと、ひとりあたりの発話時間が少なくなってしまう。逆に、レッスン時間を長くすると、ユーザーと講師のマッチングがむずかしくなるはずだ。
レアジョブとビズメイツを比較すると?
オンライン英会話にも、メリットとデメリットがあることが分かった。このメリットとデメリットの観点で、レアジョブとビズメイツを比較する。
共通点はふたつある
共通点はふたつで、これはそのほかのオンライン英会話でも共通することが多い。
高いアクセシビリティ
レアジョブもビズメイツも、アクセシビリティの高さは十分に発揮している。
早朝から深夜までレッスンを提供しているため、スカイプを使用することで、いつ、どこでも、レッスンを受けることができる。唯一の違いは、ビズメイツの開講時間が1時間早いことだ。
スクール | 開始 | 最終 |
---|---|---|
レアジョブ | 6時 | 24.5時 |
ビズメイツ | 5時 | 24.5時 |
レアジョブとビズメイツのどちらも、365日営業をうたっている。しかし、クリスマスなどのフィリピン文化で重要な日は休校になったり、開講していても講師数が少ないことが多い。
レッスンの予約・キャンセル可能時間は、どちらも同じである。
予約 | キャンセル |
---|---|
5分前まで | 30分前まで |
原則マンツーマン形式
レアジョブもビズメイツも、レッスンはマンツーマン形式である。
オンライン英会話のほとんどが、マンツーマン形式のレッスンだ。そのため、グループレッスンを受けたいならば、オンライン英会話における選択肢は狭まるだろう。
相違点は戦略にある
サービスの形式は、レアジョブとビズメイツにかぎらず、各社で横並びの状況だ。しかし、オンライン英会話セグメントにおけるポジショニングについては、2社の間で違いがでてくる。
リーズナブルな料金設定
従来の英会話スクールと比べれば、依然として低料金であることは事実だ。しかし、そのリーズナブル度合いには、レアジョブとビズメイツには差がある。
この料金の差は、それぞれがセグメント内でとるポジションに影響している。つまり、レアジョブは「低料金×日常英会話」でポジションをとり、ビズメイツは「高料金×ビジネス英会話」でポジションをとっている。ビジネス特化型の英会話では、講師にもビジネス経験を要求することが多く、そのため料金も高く設定されていることが多い。
下記は、1日25分レッスンのコースで比較した料金だ。
スクール | 一般 | ビジネス |
---|---|---|
レアジョブ | 5,800円 | 9,800円 |
ビズメイツ | - | 11,000円 |
レアジョブは、一般(日常英会話)とビジネスの2コースを設定していて、ビジネスコースの料金は一般コースよりも高い。また、ビズメイツには一般コースが設定されていない。ビズメイツの創業者がベルリッツ出身ということもあって、オンライン「ビジネス」英会話という戦略をとり、他社とは差別化をはかっている。
最後に
いずれにせよ、オンライン英会話に興味があれば、すぐにでも挑戦するべきだ。下記で無料体験レッスンが受講できる。
無料体験レッスンを受けてから、自分に合うスクールを選べばよいだろう。英会話を始めるまでの時間をロスすることほど、むだなことはない。
もし、英会話の立ち上がりに不安があれば、瞬間英作文という教材が役に立つ。